思っていた以上の豊かさに驚きの毎日です。物件紹介には、「田んぼ付」だとか「眺望良好」等、オススメのポイントが書いてありますが、何よりも集落の中に入って共に暮らすことの喜びがこの家を購入して良かったと感じている点です。人や自然に支えられる今の暮らしは、お隣の方もわからないアパート暮らしの頃から想像もできませんでした。
念願の米作りは、田んぼの所有者である農家の方のところで研修させていただいています。国の支援である青年収納給付金も受給年数が限られているので、きちんと独立できるよう栽培方法だけでなく販売経営についても勉強の日々ですね。
また、今はまだ家庭菜園程度ですが畑も耕作しています。移住してきて間もない頃、荒地だった隣地に重機が入るようになり何か建てるのかな?と思っていたんですが、工事が終わると隣地を所有する方から「お前さん、畑やれ」とおっしゃって色々準備までして下さいました。こんなこと、この集落に来なければきっと有り得ないことで、恵まれていますよね。子どもたちを可愛がってもらったり、おすそわけをもらったり、日々の生活でも感謝しきれません。
そんな集落に何か恩返しができればと思い、以前の仕事の同僚や知り合った仲間を巻き込んで、少しずつではありますが集落の活性化に繋がる活動を始めたところです。開催されなくなっていた盆踊りの復活や、街の雪祭りでは学生がデザイン、集落の大工が作ったお神輿を皆で担いで楽しむなど、学校では教えてもらえない田舎集落の活動をこれからも継続していけたらいいですね。ただ、振り返ってみると集落の力になりたいと思って始めたことも、結局集落の方に助けていただいてばかりなのですが。集落の方々もこの活動を喜び、心から楽しんでいただけたら嬉しいですね。
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