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【田舎暮らし始めました♪】vol.6「S様ご夫婦」
自宅前で

大分県から、新潟県上越市安塚区へ。
ご夫婦と娘3人(6歳・1歳双子)と暮らす田舎暮らし。

田舎暮らしを始めたきっかけは、なんでしたか?

ご主人:実は新潟で家を構えるまで8箇所の都市で生活していました。岐阜の木工細工の学校で奥さんと出会って結婚。その後も1年間大分の学校で竹細工を学び、卒業したら田舎暮らしを実現しようと決めていたんです。東京生まれの私は、小さな頃から田舎に憧れがあって、「住むなら田舎!」と決めていました。
奥 様:私も人ごみが嫌いで、都会で生活はしたくなかったので田舎暮らしに抵抗はありませんでした。実家が富山なので丁度良い距離の新潟に決めたんです。田舎に行くなら豪雪地帯に行きたい!と。

畑作業家から徒歩1分の畑。長女の自由研究は「畑日記」
実際に豪雪地帯で暮らしてみて、イメージと違ったことや失敗談は?

奥 様:ただただ「田舎に行きたい」という気持ちだけで来たのでイメージを思い描くこともなかったかな?一つひとつ、「こういうものなんだ」って発見しながら現地で学んでいる感じです。
ご主人:移住して2年は例年よりも雪が少なかったので除雪機も買わず、手作業で除雪しました。「全然平気だね」って言っていたら翌年から例年通りの豪雪。さすがに除雪機を購入しました。
 雪が好きで移住したといっても、雪国での生活は素人ですから失敗や怖い体験もありますよ。春の雪解けのとき長女が雪に埋もれたり、奥さんは雪下ろし中に屋根から落ちました。小屋根があったので助かりましたけど。でも、一人も雪を嫌いになったり怖くなったりしませんでしたね。長女も雪を嫌がったことはありません、もちろん下の双子も。
奥 様:そうですね、そういえば雪国での生活や雪に対してマイナスな感情を持ったことはないかな。「次は気をつけようね」って皆で話して、雪を相変わらず楽しんでいます。

集落で唯一の子持ち家庭。不安はないですか? 
家の前を仲良く歩いて過ごす自転車やかけっこ、プール等身体を思いきり動かして遊ぶ


ご主人:田舎暮らし同様、子育てに関しても不安はなかったですね。ただ、長女が保育園の通園に使用していた路線バスがスクールバスに変更になり、未就学児は乗れないと決められたことがあって。過疎地だから仕方ないとは言え当時は困りました。そのことを集落の方に話したら、役所にわざわざ出向いてお願いしてくれたそうで、なんとかバス通園が続けられることになったんです。世間話としてポロっとこぼれた一言だったのに、大切にしてもらえてることがわかって有難かったですね。
奥 様:家が高台にあるので、下の道路に車が通ると娘たちはいつも手を振っています。車に乗る集落の方が喜んでくれるので私たちも嬉しい。
長 女:バスには他のお友達も乗るから、寂しくないよ。○○君が先に乗って、私が乗って、○○ちゃんと○○ちゃんが後から乗ってくるの!

田舎暮らしを希望される方にアドバイスをお願いします。

ご主人:家族で過ごす時間が取れて、生活していければ仕事にもこだわらないですし、私たちは少し変わり者だからかもしれませんが、来てみれば何事もなんとかなっていきます。集落の方たちにも恵まれているから安心して暮らしています。
奥 様:畑、大工仕事や編み物など、時間が許す限り楽しんでいます。楽しんだ者勝ちです!

滑り台も手作りお母さんの手作り滑り台は滑りがよく大人気!




▼バックナンバー
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