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【田舎暮らし始めました♪】vol.8「Ⅰ様ご夫婦」
自宅前で担当スタッフと。

京都府から、新潟県糸魚川市へ。
ご夫婦(70代)が暮らす田舎暮らし。

田舎暮らしを始めたきっかけは、なんでしたか?

ご主人:若い頃から都内で仕事をし、その後京都へ移り30年間いましたが、どちらも都会の真ん中で田舎とは無縁の生活をしていました。仕事の引退が見えた頃、田舎で自然に囲まれた生活をしたいと思うようになりました。ちょうど、中国野菜や防腐剤の問題が騒がれていた頃で自給自足にも興味がありましたね。
奥 様:4~5年くらい京都の郊外から静岡や長野、気になる物件は二人で見て回りました。私も田舎暮らしに興味があったので、そこまで抵抗はありませんでした。

柱を磨く燻されて真っ黒だった柱を磨いて木目を出す。
京都と新潟の環境の違いは大きいですが、移住してきて感じたことはありますか?

ご主人:そうですね、やっぱり雪には驚かされましたよ。私たちが移住してきて2年連続の大雪でしたから地元の人にも「京都から大雪を連れてきた」なんて冗談を言われています。
 雪の積もっている間は畑仕事ができないし、当時は「失敗したかな?」と思うこともありましたが、雪といかに付き合うか、いかに雪を楽しむかという方向に考えをシフトしました。地元の人から雪が多い年の畑は、土の中の虫があまり育たず防腐剤を少なく済ませられると聞いて、悪いことばかりじゃないなと。無農薬は憧れるけど、いい所ばかり虫に食べられちゃうからね。無農薬にしていない私たちには防腐剤が少しでも減らせることはありがたいことですよ。
奥 様:畑は1年目、トマトが全然できなくて。地元の片に教えてもらって翌年からはなんとか成功しています。家の周りで山菜や柿・梅が採れるので色々なお料理にして食べています。梅干にも挑戦しました!大根を干してお漬け物にしましたが買ったものとは全然違うおいしさですね。山菜は、もうすぐ「ふきのとう」が始まるので楽しみです。

ご家族は雪国への移住を心配されませんでしたか?
筋交い1階部分の壁ほとんどに筋交いで補強。


ご主人:子どもたちには相談していませんよ。購入した後に報告しただけ。子どもたちは驚いたでしょうし、距離も離れますから心配もしていましたけど。車椅子で動けなくなったとかではない限り、自分たちの好きなところで生活したいじゃないですか。
奥 様:お正月は子どもたちが家族で遊びに来てくれます。孫も喋るようになったので久しぶりに会えるのが楽しみですね。電話ももちろんですが、顔が見れると本当に嬉しいです。

田舎暮らしを希望される方にアドバイスをお願いします。

ご主人:私は、田舎暮らしをするときは古民家と決めていました。太い柱・梁、凝った欄間などは今では作る職人も少ないし、希少価値がある。それを磨いたり、補強したり、手入れしたり、自分の理想の家にしたいという思いがあったんです。
古民家を購入する際は、基礎も大切ですから基礎のチェックをできるだけしたほうがいいですね。私たちも決済後、すぐに石基礎をベタ基礎にしました。いつどこで起こるかわからない地震や災害にできるだけ備えたかったので地震もすぐに加入しました。元工務店の視点から、皆さんへのアドバイスです。

手作り消雪パイプ水が豊富な立地のため、山水を利用した消雪パイプ




玄関の欄間欄間や書院など隅々にこだわりを感じる家


▼バックナンバー
第1回「H様ご夫婦」(2011年春) 第2回「N様」(2011年秋)
第3回「T様ご家族」(2011年冬) 第4回「N様」(2012年春)
第5回「S様ご夫婦」(2012年夏) 第6回「S様ご家族」(2012年秋)
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