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【田舎暮らし始めました♪】vol.3「T様ご家族」
自宅前で

埼玉県から、新潟県上越市へ。
30代のご夫婦、お子さん(8歳・5ヶ月)と四人で暮らしています。

田舎暮らしを始めたきっかけはなんでしたか?

 埼玉にいた頃から夫婦でお店をやっていました。大きなテナントを借りてだったので、土日もGWも働きづめ。子どもが小学校に上がることを考えると、このままでは子どもとゆっくり関わる時間がさらに取れなくなると考え始めたのがきっかけでした。
 田舎で家を購入して、そこでお店もできれば賃料もいらないし、都会よりは融通も利くだろうと思ったので、店舗兼住宅の物件を探し始めたんです。と言ってもマイプランの物件を見つけて、すぐに見学。そのまま購入したので、物件探しに時間はかけてませんね。

今では子どもと過ごす時間が増えた!今では子どもと過ごす時間が増えた!
田舎暮らしを始めてどうでしたか?
 あまり悩まずに決めたものの、やっぱり新しい土地での生活は少し不安だったので、夫婦で「起こるかもしれない問題リスト」を作って対処法を考えたりしてみたんですけどね。引越してから感じることは、すぐに思いつくような問題は本当に小さなことだなと。意外にもすんなり解決してきました。新しい問題が出てきても、それに立ち向かってクリアしていくことも今では楽しみの一つになりましたね。
 それに、新潟に来てから良いことばかりだなって感じるんです。子どもは雪が降ると大喜びで、除雪するとすごく残念がっています。積もった時は家の前で一緒にそり遊びしてますね。それに、水も空気も本当においしい。集落の行事や会合は多いですけど、家の片づけを手伝ってもらったり、小学校は1クラス12人なのでPTAの係りが何かしら回ってきますけど、少ない分子どもも私たちも馴染むのに時間はかかりませんでした。得るものの方が圧倒的に大きいです。
家族も3人から4人に増えて再スタートですね!
虫も鶏も怖くない!虫も鶏も怖くない!


干し柿にチャレンジ!干し柿にチャレンジ!

 実は、2人目も空けるつもりはなかったんですけど、なかなか授からなくて。それなのに新潟に来たらすぐに授かったんです。田舎で規則正しい生活になったからですかね?新潟に来て夫婦で20㎏痩せましたし、上の子は野菜嫌いがすっかり治りました。荒れてる畑を耕作するまで子どもも一緒に手伝ってくれたので、作物に対しても愛着が湧くんでしょうね。
 畑で作った野菜が中心の食生活ですし、庭で飼っている鶏7羽が毎日卵を産んでくれるので、新鮮なものを食べられる。こういった食生活ができるのは、田舎ならではの贅沢ですね。こうした私たちの生活や環境を見て、遊びに来た姉夫婦(奥様方)が新潟に引越してきたほどです。友人たちも喜んでますね。

田舎暮らしを希望する方にアドバイスをお願いします。

 初めは、子育ての間だけ田舎でって思っていましたけど、今ではこのままずっと田舎でもいいかなって思えるほどです。働き盛りの私たち世代は、仕事がやっぱりネックになりますし、私たちも田舎で商売が成り立つか不安でしたけど、都会だって不景気には変わりないわけですしね。仕事に追われるだけの毎日よりものびのび家族で過ごすことができる今の生活が幸せです。田舎での生活はお金もかからないから収入が減ってもあまり大きな問題じゃなかったですね。
 それに、田舎で子どもと同世代の子がいるかも心配でしたけど、少ないながらも同級生はいますし、「○○さんとこの子!」ってすぐにみんなわかるのが田舎の強み。安心して子育てできる。子どもも、都会にいた頃は虫も触れなかったのに今では鶏さえ怖がらずに抱いたり、日に日に逞しくなってくれている。いい影響ばかりですね。子どものために、やっぱり田舎に来て良かったなって思っています。

夏の海水浴客や、周辺の中高生が来店する夏の海水浴客や、周辺の中高生が来店する
▼バックナンバー
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第3回「T様ご家族」(2011年冬) 第4回「N様」(2012年春)
第5回「S様ご夫婦」(2012年夏) 第6回「S様ご家族」(2012年秋)
第7回「S様ご夫婦」(2012年冬) 第8回「I様ご夫婦」(2013年春)
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